こんにちはチチです😁
ベーゴマ遊びにはホンコとウソンコと言って、賭けと賭けではない勝負が有ります。
そのルールはそれぞれのグループによって様々ですが、主に弾き勝負が主流となっています。
恐らく、ベーゴマ好きの多くはウソンコが主流だと思いますが、昭和ベーゴマ全盛期はホンコが主流でした。

鉄製のベーゴマは駄菓子屋でも1番高い物と言ってもいい代物。
それを賭けて勝負する理由とは!?
ベーゴマはガキ大将を頂点とした子ども社会のトップにある一握りの子ども達の遊びでした。
そしてその遊び方は、今のように手取り足取り教えてもらえるような物ではなく、職人のように「見て盗め(覚えろ)」と言う世界でした。
そしてその頂点の子ども達の中で、ベーゴマの勝者こそ憧れの的だったのです🤩

しかし、ベーゴマ勝負は半分運だとは言え、残りの半分はルール、投げ方、ベーゴマの加工に左右されます。
ルールは皆同じ条件。
投げ方は見よう見真似で何とかカバーできる。
でも加工ばかりは相手のベーゴマを見ることは叶いません。

そして強者のベーゴマの加工の秘密を知れば、それは大きな財産となったのです。
つまり加工こそ勝負を左右する命!
加工の秘密は絶対に明かしたくない代物だったのです!
その秘密を知るために、子ども達はこぞって強者に勝負を挑み、何度も負けながら、「一つのベーゴマを取る」=「加工の秘密を入手する」為に固執したのです。
ベーゴマの加工はトライアンドエラー!工夫が一杯詰まったオリジナリティの塊!

技術と言う目に見えない物に価値を見出した素晴らしい世界だったんです🤩
令和の時代に子ども達がそんな遊びと触れ合うことは、残念ながら少ないと思われます。
ホンコ万歳賭け事万歳と言う話ではなく、創意工夫が如何に大切か?
子ども自身のアイデアがどれほどの価値を生むのか?

そんな経験が昭和の子ども達を育んだ素晴らしい遊びへ、令和の子ども達が触れたらどんな化学反応を起こすのか?わくわくしかない😆
ベーゴマの腕が一定レベル(角づけ)まで上がったら、親子勝負からホンコを経験してみても良いかも知れませんね😉
ベーゴマ遊びの奥深さは加工1つ取っても、無限に広がりを魅せてくれるのです😉
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